クラウド会計
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クラウド会計
コラムを閲覧いただき、ありがとうございます。終活・相続/クラウド会計に強い高井俊明税理士事務所です。
今回のテーマはクラウド会計です。最近クラウドという言葉がよくテレビでも出てくると思います。そもそもクラウド会計とは何なのかそこから解説していこうかと思います。
クラウド会計とは、簡単にいうと、個別にパソコンにソフトをインストールしてなくても、インターネットを通じて使える会計ソフトのことです。
今までの会計ソフトは、ソフトを購入して、個別にパソコンにソフトをインストールして、利用していましたが、クラウド会計ソフトは、使用料を払い、インターネット経由で使えるというものです。そのため、ネット環境があれば、どこでも使えるという画期的なものです。
クラウド会計の一番のメリットはこれではないでしょうか?従前の会計ソフトは会計ソフトがインストールされているパソコンがなければ作業ができませんでした。インターネット環境が整っていれば、場所を選ばずどこでも作業ができるというのはすごいことだと思います。
これもクラウド会計の大きなメリットですね。今までの会計ソフトでは、通帳の取引は一行も漏らさず入力ということを手作業でしていました。これがクラウド会計では、インターネットバンキング経由で会計に取り込むことができるので、手入力の必要がなくなります。(作業や入力がすべてなくなるわけではありませんが・・・)クレジットカードの取引もこれと同様です。昔は、手書きで帳簿作成していたことを考えたら考えられないようなことです。もう数年したら、期中の取引は作業も入力もすべてなくなるかもしれないですね。
毎月利用料が発生するデメリットの代わりのメリットとも言えます。最近、マイクロソフトオフィスでもoffice365というサービスが登場して、月々の使用料を支払う代わりに最新のofficeが使えるというこれに似たサービスのイメージですかね。税法は毎年変わるので、従前の会計ソフトだと最悪毎年買わないといけないといったことが今までおこっていましたが、このようなシステムだと毎年ソフトを買わないといけないということがないので、ある種経済的かもしれません。
会計のデータを自分のパソコンの中に保存するのではなく、インターネット上のサーバーに保管されるので、定期的にUSBに保管したりする手間がなくなりました。ただ、万一のことを考えて決算時にデータをCSVで保管するようにするなどは必要かと思っています。
今までの会計ソフトでは、個別のパソコンに会計ソフトも会計データも入っていたため、複数でその会計データを同時にみるということは難しいことでした。クラウド会計では、先ほどもお伝えしたように、会計データは、インターネット上のサーバーで一元管理されています。そのため、インターネット環境があって、アカウントがあれば、複数の人がそのサーバーのデータを確認できるので、複数の人が同時にデータを見ることができるようになりました。これによって、例えば、複数の事業所がある会社の場合(例えば、東京と大阪)であっても、東京と大阪で同時に同じデータを見ることが可能となったのです。情報共有は以前の会計ソフトと比べるとかなり容易になりました。
従前の会計ソフトは、記帳代行を前提に作られていたので、税理士がわかりやすいように作られていました。税理士は、税務会計の専門家ですから簿記独特の仕訳と呼ばれるものが即座に頭に浮かびます。そのため、会計ソフトは、税理士が頭に浮かんだ仕訳を入力しやすいように作られているものばかりでした。しかし、クラウド会計のうち一部では、パソコン上出てくる指示や質問に答えるような形で進めれば自動的に仕訳が出来上がるような仕様となっているものがあって、専門知識がなくても処理が格段にしやすくなっています。もちろん、知識がないと処理できないものもまだまだありますので、今後の改善に期待といったところです。
クラウド会計は、従前のソフトと違ってパッケージを購入してというような概念がないので、毎月の利用料という形にならざるを得ないということです。確かに、従前のように会計ソフトを一回購入すればその後はお金は発生せずに使えるということはないので、毎月使用料というものは少なからず抵抗があるように思います。ただ、メリットでも書いたように、税法は毎年変わるので、これに対応したものとなると、最悪、毎年会計ソフトを買い替えないといけない場合があります。それを考えたら利用料を毎月払っている方が安くつく場合もあるかと思われます。
これが、正直一番のデメリットかと思います。大前提としてインターネットがないと使えないので、インターネットはつないでいないという方はそもそも使えないということです。また、インターネットに接続するという性質上、通信環境の有無によって、使い勝手も大きく変わってしまう可能性があります。私はたまにあるのですが、スマホの通信量が契約の上限にいってしまって、通信速度が極端に落ちて、ネットの閲覧すら困難になるというような感じです。このような状態になると、処理は難しいと思います。
これも大きなデメリットです。事業や会社をされている方で、一部税理士なしで確定申告されている方もいますが、税理士に依頼されている方は多いと思います。ここで、税理士の年齢層の話になりますが、税理士のうち、20代は0.6%、30代は10.3%です。ITに強い世代である20代と30代の税理士は、なんと税理士のうちで、約11%しかいないのです。クラウド会計は比較的最近出てきたものですし、インターネットの知識も必要なので、クラウド会計に対応している税理士は現状少ないと言えます。
上記でも書きましたが、クラウド会計はインターネットにつなぐことが大前提なので、インターネットの知識はもちろんいりますし、操作も従前の会計ソフトと大きく違う形式のものもあるので、慣れが必要です。
以上、クラウド会計について、クラウド会計とは何か、メリット・デメリットを書いてみました。今、話題になっているクラウド会計、メリットデメリット理解されたうえで導入検討してみてはいかがでしょうか。
クラウド会計ソフトはいろいろありますが、代表的なもので、本当の意味でのクラウド会計と呼べるものは、会計freeeとマネーフォワードクラウドかと思います。
会計freeeとマネーフォワードクラウドは『会計freee』『マネーフォワードクラウド』
高井俊明税理士事務所は、代表的なクラウド会計ソフト、freeeの認定アドバイザー、マネーフォワードクラウド公認メンバーです。これらのソフトの導入や相談を安心してご依頼いただけます。
この記事の監修
高井俊明税理士事務所
高井 俊明(たかい としあき)
税理士 / 行政書士 / ファイナンシャルプランナー / 終活アドバイザー
1986年11月13日生まれ 近畿大学経営学部会計学科卒業大学卒業後、曹洞宗の大本山永平寺で修行ののち、堺市内の個人税理士事務所、大阪市内の大手税理士法人で7年勤務。2019年泉佐野市で独立開業。
南大阪(岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市、阪南市など)を中心に大阪府全域、和歌山県に対応しております。
上記以外の地域でも対応可能な場合がありますので、お気軽にご相談ください。
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などなど、高井俊明税理士事務所はお客様のお悩みを解決するため親切・丁寧・親身な対応をいたします。